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「包丁料理人おいり」さんの動画に出演しました

更新日:4月13日


3月6日~7日の2日間、「包丁料理人おいり」さんが南伊豆に来てくださり、南伊豆町内の「観光」や「ネパールカレー教室」などを体験していただきました。

※以前ブログで紹介しています コチラ

その2日間の様子がおいりさんのYouTubeで配信されたので、私の目線から紹介します。

全3話です。




◎第1話




第1話は、おいりご夫妻が下田駅に着いてから観光し、夕方、私が10年ほど修行させていただいた店でユニバーサルエッジについてインタビューを受ける動画です。

「みなみの桜と菜の花まつり」の最中で、河津桜も菜の花も、ちょうど満開の時期でした。



菜の花とおいりさんご夫妻


ご案内したのは、「みなみの桜と菜の花まつりの会場」→弓ヶ浜→町役場→石廊崎→日和山など、そして最後に「カフェ&ネパールカレー ティハール」の閉店後の店内で、私がユニバーサルエッジについてのインタビューを受けました(ユニバーサルエッジはこの店で生まれました)。


インタビューの動画では、閉店後の店内のテーブルを使い、「ユニバーサルエッジの名前の由来(ページ半ばに記載)」「ロゴマークの意味」「安全性能」などの話をメインに、おいり夫妻がネパールカレーを食べながらおしゃべりしています。


インタビューでは、予想していたとおり包丁の名前を間違えました(笑)

私は藤次郎のF-503 、F-875、F-807を所有しているのですが、カメラが回ると名前が出てこなくなることがあります(笑)

※おいりさんには訂正のテロップをお願いしました


動画の中でカレーを運んでくれたのは店主、奥に座っているのはお店のマスター、グランツーリスモで鈴鹿のタイムアタックをしているのがオーナーご夫妻の長男です(ご夫妻の長女は帰宅していない時間でした)。

今回は閉店後の収録でしたが、店の営業時間中は、ゲームのモニターに「ユニバーサルエッジ」の動画がループ再生されていて、お客様が見てくださいます。

また、店内の一番目立つところに「1億回再生・和と洋の進化の合流点」のポスターを貼らせていただいています。


動画中、おいりさんが否定的なことをほとんど言わないことに気付いた方も多いと思います。

これはとても大切なことなのですが、悪い意味での「ダメ・イヤ・ムリ」などの言葉を使わない人は少数派で、わかっていてもそれを実践できる人は多くありません(私もがんばります)。

また、私が包丁以外にいくつかの「アイデア」について話したときも、やはり否定せず聞いてくださいました。

話を聞くだけでなく、「こんなアイデアはどうですか?」と、より良いものを提案することも忘れず、私からの質問にも明るくハキハキと答えてくださり、楽しい会話が続きました。


おいりさんの肯定的な態度は、受け取り方によっては「ポリシーがない・意志が弱い・八方美人」などと言われるかもしれませんが、私は、先天的な才能が努力によってさらに磨かれた長所だと感じました。





◎第2話




第2話は、おいり夫妻が松崎町の民宿「俺の家」で夕食をとり、若旦那の「けんた」さんと包丁談義をする話です。

魚を切るプロのけんたさんが、様々な刃物用鋼材の包丁で切った食材が出てくる内容で、家庭用万能包丁専門の私にはわからないマニアックな世界が繰り広げられる動画です。

私とけんたさんとは5年ほどのお付き合いになり、以下のブログで紙筒切りをしてくださったのがけんたさんです。


※PROCEEDで紙筒切り ―レベル10の切れ味―


余談ですが、けんたさんは以前バイク関連の仕事をしていて、バイクについてYouTubeで配信していたことがあります。

私のバイク(XSR700 )にも乗ったことがあり、私もけんたさんのバイク(トライアンフ)に乗ったことがあり、バイクと包丁を通して楽しくお付き合いさせていただいています。






◎第3話




第3話は、「ユニバーサルエッジ体験・ネパールカレー教室」の動画です。


私は10年間ネパールカレーを作り続け、玉ねぎのみじん切りを覚えました。

ネパールカレーは、私を育ててくれたメニューと言えます。

※今もお店の厨房でつまみ食いしています(笑)


ネパールカレー教室撮影当日の朝、第2話で登場の民宿「俺の家」までご夫妻を迎えに行くと、奥様のひかりちゃんが散歩をしていました。

声をかけ、南伊豆町が貸し出している調理室に向かいました。



ひかりちゃんと富士山(雲見海岸にて)

動画の最後にこのシーンがあります✨



おいりさんには、ネパールカレー教室の前に、野菜の薄切りの刃離れを体験していただいたのですが、さすがにいろいろな包丁を使っているだけあって。ユニバーサルエッジの使い方について教える必要はほとんどありませんでした(笑)


「切る練習してみていいですか?」と興味津々に質問してくださり、「片刃の包丁はまっすぐ切れないですね」で終わるのではなく、その先にある「薄切りの楽しさ」を引き出そうと練習する姿勢が嬉しかったです。


おいりさんだけでなく、民宿「俺の家」のけんたさんともユニバーサルエッジを使って試し切りを楽しみました。

自分がなにをしたか、ハッキリ見せてくれるのがユニバーサルエッジの楽しい部分です。


私なりの見どころは、25:58~のおいりさんの薄切りです。

ゾーンに入っている状態とはまさにこのことかもしれません。

私は「包丁チャレンジ」というイベントで負けたことがないのですが、このときのおいりさんを前にして、初めて「負けるかも・・・」という意識がよぎりました(笑)


※2025年4月半ばから、私の活動拠点が埼玉県に移動するため、現在、「包丁チャレンジ」や「各教室」は一時中断しています。

「ネパールカレー教室・包丁教室」につきましては、リモートなどの方法も含め8月から再開する予定です。

今回の動画と同じような内容で、包丁の特徴を学びながら楽しく野菜を切ることが目的の教室です。



おいりさんご本人が「包丁を愛しています」と言っているように、どんな包丁と出合っても「長所」を見つけて楽しんでしまうように見えます。

また、カメラの前でも堂々とふるまうことができ、ヘンな緊張もないそうなのですが、そうなるまでにどれほどの努力をしたのか、私には想像もできません。

きっとおいりさんは、包丁からも愛されています。



楽しそうに、かつ堂々としているおいりさんとは対照に、私はいろいろ間違えました(゚Д゚;)

普段出てくる言葉が出なくなったり、話したいことを話し忘れたり、カメラが回ると緊張するクセはどうにかしたいです・・・



撮影中の様子

この「堂々感」はすごいです



動画中、おいりさんから「ゲーム」という言葉が出ましたが、実際にユニバーサルエッジを使うということは、本当にゲームだと私も感じています。

美しい薄切りには、ある程度の範囲で食材が求めてくる厚さがあり、その厚さにならないとリズムが崩れることがあります。

動きが乱れると食材の反応が変わるので、自分が何をしているのか食材が教えてくれます。

玉ネギなどの高さと硬さのある食材は、半分に切れるかどうかのゲームを楽しむ感覚で切ると片刃でも苦になりません。

おいりさんが言っていたように「じゃがいもの薄切り」も楽しいので、切ったらそのままポテトチップスにすることもあります。


動画では、生徒役のおいりさんはしっかりしているのに、私の軸がブレているような気がしました。

私は普段からユニバーサルエッジしか使わないのですが、他の包丁にも気を使った言い回しになっていた気がします(笑)


ということで、おいりさんとのユニバーサルエッジ体験とネパールカレー教室は、普段とは違った楽しい緊張感のある有意義な時間でした。


最後になりますが、おいりさんは将来「体験型包丁博物館」を作り、飲食店を併設するそうです。

今回作ったネパールカレーを出すとのことなので、興味がある方はいつか食べに行ってみてください(^^)

もちろん私が10年修行した「カフェ&ネパールカレー ティハール」でも食べられます(2025年4月現在営業中)。

忙しさにもよりますが、スタッフに声をかけてくだされば、家庭用包丁の砥ぎや包丁の使い方についても対応してくれると思います。



以上、3つの動画の紹介でした。

おかげさまで良い経験をさせていただきました。





◎おいりさん


今回南伊豆まで来てくださったおいりさんについて、第2話の主人公「けんた」さんから、「おいりさんは忙しいはずなのに対応が丁寧なんです・いろいろ知っているのに上から目線じゃないんですよ」などと聞いたことがあり、「観光案内・インタビュー・ネパールカレー教室」の2日間をとおして、実際にその通りだと感じました。


YouTubeなどの配信では、楽しいことばかりではないという話も聞きました。

そんなときは自分の心としっかり向き合って、原因や対策について勉強するそうです。

事務所に入らず自分で自分をプロデュースをしているとのことでしたが、それには「自分を知り、自分を磨き、社会貢献のために役立てる」という作業だけでは足りません。

さらに、動画撮影、編集、そして仕事の交渉など、細かいことも積極的に楽しむ必要があります。


おいりさんの活動は多岐にわたり、「総合的な人間力」がなければ一人ではできない内容です。

まだ20代と若く、これからもいろいろな苦労があると思いますが、転んでも前を向いて立ち上がり、刃物業界をリードする人になってもらいたいです。






◎奥様のひかりちゃん


第1話の観光のシーンで感じた方も多いと思いますが、おいりさんの奥様「ひかり」ちゃんも、「オリジナルブランド」としてのオーラをまとった人だと感じました。

「ひかりちゃんをもっとYouTubeに出せ」という視聴者の声が多いのも納得です。

芸術系のお仕事をしているとのことですが、独特の明るい雰囲気や声優さんのような美しい声の持ち主でもあり、魅力は尽きません。

第3話では「ぴーちゃん」と呼ばせていただきました(^^





◎まとめ


「動画の出演」について私は消極的で、カメラの前でこれだけ話したのは初めての体験でした。

消極的な理由は、おしゃべりが得意でなくカメラが回ると緊張するからです(笑)

「ユーザー本位」の視点から考えれば、間違いなく「動画」がポイントになるので、最近は動画配信を意識した練習をするようになりました。

動画配信、ライブ配信、オンラインサロンなど、包丁ユーザーのお役に立てる仕事はまだまだあります。

おいりさんのYouTubeに出演させていただいたことをきっかけに、今後はカメラの前に立つ機会を増やせたらと考えています。

おいりさんご夫妻との2日間で、私のモチベーションもさらに上がりました。

南伊豆まで来てくださったご夫妻に感謝したいと思います。



以上、おいりさんの動画に出演させていただいた話でした。



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